進路指導部より

1.就職について

就職を円滑に行うために、つぎの事柄を心がけましょう。

  1. 基本的な生活習慣を身につけよう!

     どのような進路を選ぶにしても、まず人間としての基本的な生活習慣を、家庭生活や学校生活を通して、しっかりと身につける必要があります。言葉づかいや礼儀は、普段からの積み重ねでそなわるものです。さらには、きちんとしたあいさつをする、責任のある行動をとる、あるいは約束を守る、また正当な理由のない欠席や遅刻をしない等々は現在の学校生活ではもちろんのこと、就職する際にも人物評価のための重要なキーポイントになり、将来職業人としての生活を充実させる基盤になります。

  2. 基礎学力を習得しよう!

     就職の選考試験では、一般教養をそなえた常識人であるかどうか、企業が求める資質をそなえた人材になれるかどうかを検査します。それに合格するためには、①書類選考(学業成績・出欠状況・健康状況・取得資格等を記載した学校作成の調査書や、本人が書いた履歴書・志望動機など)②筆記試験(一般常識・国語・数学・英語・社会・理科・商業科目や作文)③各種検査(クレペリン検査、適性検査など)④人物を見るための面接試験 ⑤健康診断等が行われています。これらの中で、一般教養を見るための筆記試験は、特別に難しいものが出題される訳ではありませんが、各科目とも高校で学ぶ程度の実力を身につけておく必要があります。
     普段の授業を大事にすることはもちろん、学校で行う常識テストのための学習や問題集の学
    習を行うなどして、日常から各自が基礎学力を身につける努力をすることが大切です。

  3. 各種検定資格を取得しよう!

     本校では、知識とともに技能も習得するための科目が種々あります。これらの科目では、その習得水準を計るために、つぎのような各種検定試験が行われています。それは、①珠算・電卓実務検定試験 ②簿記実務検定試験 ③情報処理検定試験 ④ビジネス文書実務検定試験 ⑤商業経済検定試験 ⑥会計実務検定試験 ⑦英語検定試験 です。 これらの検定資格は、程度によってそれぞれ1級・2級・3級というような等級があり、これを取得していることは、就職のときや社会人になったときも、一定の評価を受けることになります。ですから、商業高校特有のこれらの検定資格は、できるだけ上級を取得するように勧めます。

 以上、就職時にそなえて、今から心がけてほしいことを3つ述べました。このほかに、なによりも大事なこととして、健康な心身の育成に努めてください。健康でなければ、何事も成し遂げられません。できるだけ部活動に入って自分を鍛えることも必要です。学業と両立させて部活動を三年間続けた人を、企業が歓迎することも事実です。


2.進学について

 1の就職についての項で述べた事柄は、進学を希望する人も、もちろん心がけてほしいことです。進学をするということは、教養や視野を拡大し、専門知識や技術を修得し、自分の価値をより高めてから就職するということです。本校でも進学者は相当おり、増える傾向にあります。

  1. 各種専門学校

     専修学校は職業もしくは実際生活に必要な能力を育成し、また教養の向上を図ることを目的として組織的な教育を行います。本校の進学者の約半数を占めています。一部を除いてほとんど希望通り入学しています。

  2. 大学(短大を含めて)

     本校では、商業高校での専門を生かす経済学部、経営学部、情報関係の学部等への進学が多く、また、進学者のほとんどが推薦入学です。部活動による推薦入学者もいます。

     そこで、推薦入学制度について説明します。

     推薦入学の場合は、高校から提出される調査書と小論文と面接で合否が決定されることが多いのです。そのほか、基礎的な学科試験を課すところも多くなっています。調査書には、出欠の記録や健康状況等いろいろ記載されますが、その中心は3年間の学習成績を5段階評価で評定した成績の記録です。推薦入学の際は、評定平均値が3.5以上の者とか条件のある大学が多いので、あらかじめ調べておく必要があります。

     大学等へ進学するには、毎日の1時間1時間の授業を大切にし高い成績評価を得るように努めるとともに、各種検定試験の上級資格を取得するなどして、実力の養成に努めて欲しいと思います。